脇役紹介

序章から最新話までに出てきた、脇役たちの紹介です。とりあえず、名前のある人だけ。宿屋や八百屋、道具屋、武器屋の人々も書きたいんですが、きりがないので……。

ジルク

序章中盤〜後半に登場。
レノア王国の専任司祭。若い頃から魔法使いとして、また僧侶として経験を積んだ。諸国を放浪して見聞を高め、司祭として認定されることに。ここ三十年ほどは王国の司祭として活躍している。予知の能力に長け、しばしば政治にも決定力を持つ。
年齢は既に不詳。豊かなひげを蓄えたその姿は、知恵の神バダッフに似ていると言われ、レノア国の知恵の象徴とまで言われる有名人だが、二人の王子にとっては、単なる「ウルサイじいや」である。

エイルの家族

序章に登場(ほんの少し)。
エイルの父はエイクス=ヨハネ=シュレイス=レノア。第十三代レノア王。エイクスが名前、ヨハネは王とその子供のみが名乗る事を許されている二つめの名、シュレイスは王位にあることを意味する。レノアはレノア王家の血族である事を意味する。
エイクスは短く硬い黒髪と、黒曜石のような黒い瞳を持つ。背は高く、細身である。
エイルの母マードリッドはレノア国で一番美しいとされた女性。エイルと同じ水色の瞳と波打つ髪の持ち主。422年にエイクスと結婚。ちなみに後妻でエイクスとは十七歳差。
エイルの兄シエルはレノア国第一王子で、王位継承者。417年生まれで、エイルとは七つ違いの異母兄弟。父譲りの黒い瞳と髪を持つ、利発な少年。
ちなみにシエルの母はレノア人。420年に病死している。シエルとエイルとは母が違うが、仲よくしている。

クリフとクレオの家族

第一章序盤に登場。
双子の父であるチェスターはサナミィ出身。母であるルクレリアはサナミィのあるマグレア地方リブケスタ出身。
二人は766年、サナミィで結婚。768年に、双子を出産している。
チェスターは武芸に長けていて、現在はサナミィで狩り人をしている。ルクレリアと出会ったころはきこりだった。ルクレリアは司祭の認定書を持つ。若いころサナミィでチェスターと出会い、親の反対を押し切って結婚。それまでの詳細な経歴は不明。

ギフルダーラ

第一章前半に登場。
クリフたちが住むサナミィの村の長老。とはいえ、それほどの年齢でもない。村長といったほうが近いかも。四十歳前後。
真面目で人がいい性格。面倒見もよく、村人たちに頼られている。

ジョゼー

第二章序盤に登場。
南方から来た隊商の一商人。話し方はぶっきらぼうで愛想もよくはないが、朴訥な男。年は三十五歳くらい。
日に焼けた肌はレノア人というよりルセール人に近く見える。短く刈った髪をバンダナで留めている。

ラグリアード

第二章中盤に登場。
通称ラグル。イルバの情報屋。どちらかというと胡散臭い情報ばかりを集めている。三十歳くらい。
酒飲みで、いつも酒場に出入りしている。酔っていなくても赤ら顔。髪はぱさついた金髪。太い腕には幾つもの傷跡がある、過去は謎の男。

リン

第二章中盤に登場。
イルバの酒場「デルファーナの店」の元踊り子。奴隷商人に買われ、最終的に結婚した女。二十三歳くらい。
なまめかしい体つきと、蛇のような鋭い目つきが印象的な青白い肌の女で、いつも長いパイプをくわえている。

ゴダル

第二章中盤〜後半に登場。
西方の国タースク出身の商人。レノア在住。卑劣な性格の持ち主。三十八歳くらい。
白髪交じりの縮れたこげ茶の髪。背は低く、頑丈そうな体格。たるんだあごにはやはり縮れたあご髭が蓄えられ、くすんだ灰色の目はどんよりと鈍い光を放っている。
いつも傭兵たちを連れて歩いているが、中でも一番のお気に入りはバルタゴス。

ダルケス=コルト

第二章後半に登場。
レノア国レノア地方イルバの領主。元は口入屋だった。イルバの街を発展させ、「奴隷市」で有名にさせた立役者。三十三歳くらい。
いつも洗練された服を身につけている。丁寧に撫で付けられた髪と、綺麗に切りそろえられた口髭は濃いグレー。年の割には張りのある肌で、青く鋭い目の持ち主。
よく躾けられた執事を始めとする、大勢の使用人とともに、大きく華麗な屋敷で生活している。未婚。浮いた噂はゼロ。

ガライ=ファーン

第三章冒頭に登場。
トーラスの屋敷で働く下男。二十五才前後。ルセールの首都、マイオセールのスラム生まれ。
貧しい漁師の家で育ち、年老いた両親を弟と二人で養っている。ルセール地方特有の浅黒い顔とがっしりとした体躯の持ち主。

トーラス=マルティン

第三章序盤に登場(説明のみ)。
マイオセールの富豪。非常に太っている吝嗇家(りんしょくか)。人々の評判はよくない。密貿易もやっているとかいないとか。
城下町の有力者ではあるが商人なので、政治発言権はない。

フランコ&ルーチォ

第三章序盤に登場(フランコのみ)。
フランコはトーラスの屋敷の私設衛兵。三十歳前後。愛すべき家族と婚約者のいる幸せな男。誕生日の晩に夜勤をしなければならなくなって、なおかつトーラスにひどく怒られる羽目になる不運な男。
ルーチォはフランコの幼馴染みで、やはりトーラスの屋敷の私設衛兵。恋人がいなくて、いつも淋しい思いをしているが、今回ばかりは幸せだったと言えるだろう。

シュウス&セレス

第三章後半に登場。
シンジゴ山脈以南の大国ルセールの現国王と世継ぎの皇子。シュウスは四十を超えた老人。セレスは十三歳。
シュウスは穏やかな性格。セレスは熱血漢タイプ。二人とも国を思う気持ちはルセール随一。欠点は、二人ともサーナに激甘なこと。

イヴン、ワリード、ゼルアル

第三章後半に登場。
ルセール東部に居を置く盗賊ギルドの面々。イヴンは下っ端、ワリードは幹部、ゼルアルはギルド長。
イヴンは二十歳前後。一匹狼のリュークに憧れている節がある。ギルドの低層に属してはいるが、ナイフを扱わせればなかなかの腕前。
ワリードはギルドの幹部で二十七歳くらい。顔に大きな傷があって目立つので、いつも大きな帽子をかぶっている。人の良さそうな表情だが、非情な性格。長いものには巻かれろ的な気質もある。リュークが嫌い。
ゼルアルは三十代後半、ひげ面のおっさん。背は低いががっしりとした体つきで、その体術はなかなかのもの。揉め事が嫌いで金儲けが好き。ギルドの仕事はもうずいぶん長いらしい。

アンワール=サルヴィ

第三章後半に登場。
マイオセールから南東に二十ロッカほど離れた付近一帯を治める領主。が、その意識は低く、自己の保身と財産の増加にのみ目が向いている。
女好き、且つ、珍品好きで、流通の要である町に常駐し、高い関税をかけたり、自ら抜け荷をさばいているというひどさ。ここ最近は、宿場町のラハブにご執心の様子。
しかし部下がいいせいか、あたりの治安などはそこそこ保たれている。

イマネム

第四章前半以降に登場。
濃い青髪の傭兵で、その日暮らしの適当な男。やぶ睨みの目で人をなめるように見る癖がある。下品な話し方と笑い声が特徴。
剣の腕は立つので、流れの傭兵をしていれば食っていける。大陸中を旅して回っており、各地の闘技場で金を稼いだりもしている。

アゼミルイーナ

第四章前半に登場。
ラマカサでクリフと仲良くなった女武闘家。愛称はアゼ。二十二歳。ミクリナ地方出身。既婚。
夫が海外へ遠征していたため、ラマカサあたりまで出稼ぎに来ていた。あっさりさっぱりとした性格。赤みがかった茶色の髪を短く揃えている。瞳はこげ茶。

フォマー

第四章中盤以降に登場。
ラマカサの領事。小男で、口ひげがご自慢のわがままな男。少しでも背を高く見せるために、いつも踵の高い長靴(ちょうか)をはいている。
興奮しやすい性質で、すぐにわめく。冷静すぎる部下のザッツが目障り、と思いつつ、有能なのでザッツがいないと何も出来ない。
悪巧みが得意で、私利私欲のために公私混同するタイプ。町の人間には嫌われている。かつ、馬鹿にされているところもある。

ヴァシーリー

第四章後半に登場。
フォマーお抱えの戦士。身長が十サッソもあるという巨人で、千死将軍とあだ名される強者。外の大陸出身で、元軍人らしい。
ある日ラマカサの闘技場へやってきて、瞬く間に最強の勇者と称された。が、その後禁止されているにもかかわらず、闘技場の試合で四人もの男を殺したため、最近では闘技場へ出てくることも少なく、フォマーに買い与えられた屋敷で身体能力を磨くことに熱中しているとの噂。

アザム=イル=ジード

第五章前半に登場。
大陸全土を流れ歩く傭兵。シキと同等の力を持つ強者で、シャムシールを使う。身長は九サッソ弱。目の横に古い刀傷がある。三十四歳。未婚。
出身はティセロらしいが、詳しい経歴は不明。各地の領主と契約を結ぶ傭兵家業だが、どこもあまり長くは続かないようである。
面倒な事が何よりも嫌いで、純粋な戦いを好む男。戦いのほかに好きなものは女と酒。

メイソン

第五章後半に登場。
デュレーの宿屋を経営する中年男。四十歳くらい。柔和な顔で、いつも笑顔を浮かべている。少々気の弱いところがあるが、時折驚くほどの性格変化を見せる。
レノア人とルセール人の混血児が多いデュレーで、メイソンもやはり混血児。ルセール南部の特徴である縮れた黒髪と、レノア人に多く見られる薄茶の目を持つ。

セサル=イスク

第五章後半に登場。
ヤーデケイズリー出身。自分の部落の掟にしたがって、成人の儀式を遂行中。十八歳。身長は八サッソと二ザーくらい。
日焼けした肌に緑がかった黒髪。愛嬌のある茶褐色の瞳。おおらかで明るく、細かい事はあまり気にしない性格。故郷の部落に婚約者あり。

アルダ

第五章後半に登場。
デュレーにあるメイソンの宿屋で働く奴隷。デュレー生まれのデュレー育ち。三十歳くらい。あまり頭は良くない。二度、妻に逃げられた経験あり。
きつく縮れた黒髪と、黒い瞳。体つきは筋肉質で、いかにも屈強というところ。レノアの血も入っているらしいが、ルセールの特徴が色濃く出ている。

ティレル

第五章後半に登場。
デュレーにある宿屋の女主人。二十四歳。デュレー生まれのデュレー育ち。身長は八サッソ六ザーくらい。無口な弟と二人暮し(詳細は100のお題「098.ほんの少しの寂しさと」にて)。
卵型の美しい顔立ちに、波打つ黒髪と瑠璃色の瞳。気風のいい姉御肌で、やり手の宿経営者。実は素晴らしい歌い手でもある。

ヘッジ

第五章後半に登場。
デュレーの商人ギルドの長。四十三歳くらい。小柄で、肉付きのいい体格。毎日のように各宿屋を見回っている、年の割には元気な人。
若はげの遺伝で、三十そこそこくらいからはげていた。本人はそれをいたく気にしている。よく通る声と威厳のある態度で、デュレーの人々に安心感を与えている。

ナール

第六章前半に登場。
デュレーの宿屋を営むティレルの弟。姉と同様、デュレー生まれのデュレー育ち。二十歳くらい。
背が高く、ほっそりとしている。親譲りの縮れた黒髪は姉と同じ。とにかく無口で愛想がないが、性格は優しい。

ザッツ

第六章中盤に登場。
フォマーの部下であり、執事であり、事務官。四十歳くらい。頭が良く、実質的な仕事を統率して行っていた。性格は冷静で冷徹で冷酷。
やせぎすで背が高く、髪や服などは常に綺麗に整っている。神経質なほど綺麗好き。

ルゾーラ

第七章前半に登場。
チェダの街で二軒しかない宿屋の内の一軒を営む女。六十歳前後。
首が長い。目が大きく、落ちくぼんでいる。リュークにぞっこんの孫娘を含め、全部で十三人の孫がいる。

ケイズリーの面々

第七章に登場。
砂漠の部落、ケイズリーに住む人々。
長老は村長でもあり、威厳のある老人。言葉はかなり訛っている。実務を請け負っているのはレザの兄。長老と同じく無口。厳格。イカルは素っ気ない性格の少年。十歳。シーメはイカルの妹で八歳。怖がりで控え目な性格の少女。

レザ

第七章後半に登場。
砂漠の部落、ケイズリーに住む娘。十九歳。セサルの幼馴染で婚約者。両親の事情でケイズリー生まれではない。両親を亡くし、ケイズリーの兄に引き取られた。
セサルの事は初めて会った時から好きだったが、告白&求婚される十六歳まで黙っていたつわもの。

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