「砂の城」あとがき

設定ってやつは、増やせばいくらでも増えるもんで、特に神崎のような設定好きは、小説に書ききれない設定が山のようにあります(^^;)

「砂の城」にはネタバレというほどの裏話はありませんが、二つほど本編とリンクしている点があります。

一つは主人公。本編の第４章で、リュークが女騎士と喧嘩（というほどでもないけど）していますね。この時の「つんと顔を背けて歩き去った女」が、砂の城の主人公です。時間の前後は、リュークのが「砂の城」より後かな。あれでますます男嫌いになったかな。財布もすられたしねえ……。

ちなみに、名前はまだ考えてません(笑)。

もう一つのリンクは、レザという女性。彼女は第５章に登場するセサルの婚約者です。

まあそれだけなんですけど、外伝や100のお題でセサルの成人の儀式についても書きたいと思っていたので、彼女も使いまわし……あ、いやいや、登場してもらいました～。

ちなみにこのレザとセサル、モデルがいます。成人の儀式で男が旅に出て、地元の村には気の強い婚約者……と言ってすぐに分かる人はオトモダチになりましょう。そうです、幻想水滸伝のヒックスとテンガアールです。もちろん性格や役割分担、彼らにまつわるエピソードなどは違いますけどねん。セサルはヒックスほど情けなくないです、多分（え？）　……や、ヒックスも外では結構格好良いんだよ、みたいなのを込めてみたりみなかったり（どっちだ）。

レザの話はまだ考えていませんが、主人公の女騎士は設定も作りこんであるし、話もいくつかあるので、また登場すると思います。

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