「エイルと最後の竜」INDEX ≫ 設定集 ≫ 職業
この大陸では、ほとんどの人が自然崇拝で、多神教です。人々はあらゆる物に神がいると思っています。
特定の経典などはほとんどなく、地方などでそれぞれに信仰しています。
中には特定の神に祈りを捧げ、その存在に近づこうとしている人もいます。(アステミカの神官たちなど)
人々の信仰はそれほど深いものではありませんが、日常の暮らしに浸透していると言えるでしょう。
一般的にレフォアよりルセールの方が信心深いです。
人々は、ごく当たり前に神々の存在を信じています。自分たちと同じように、神々も自然とともに息づいているのです。
神殿なども存在しますが、人々にとって特別な場所ではありません。
子供に教育を与える「学校」、神官になるための「神学校」、近隣の人のための「医療施設」「福祉施設」といった意味合いが強く、人々の交流の場ともなっています。
神殿で働く人々は「神官」と呼ばれています。
偶像崇拝はしません。神々を象った像を彫刻したり、絵画にして飾ったりはしますが、あくまで楽しみの範囲です。
神殿に神をかたどったものを置いて拝んだりということはしません。
大河の氾濫や台風・地震といったような天変地異が起こる地域であれば、神々=超人的なものと捉えられるかもしれませんが、この大陸ではそういった人の力を超えた現象があまり起こらないので、神々は人間と同じような、等身大の存在だと捉えられているようです。
神々はそれぞれ人間的なエピソードを持っています。
以下に挙げたのは俗に24神と言われる主要な神々で、誰でも名を知っている有名な神々です。
このほか、数え切れぬほど多くの神がおり、地方ごとに土着の神などが多く存在します。
その例の一つがヤーデ(砂漠の神)で、レフォアとルセールの間に広がる砂漠の事をヤーデと呼んだりもします。
また他の大陸にも別の宗教があったりします。
ハーディス | 太陽神であり、人々にもっとも親しまれている神。この大地に住む全ての人々の守り神でもある。 |
メルィーズ | 月の女神で、夜と月とを司っている。太陽神ハーディスと夫婦だとされている。 |
ロルセー | 光の神。地上にある明るい色は彼が生み出したもの。ハーディスとメルィーズの息子。 |
ナウラ | 闇、影の神。地上にある暗い色は彼女が生み出したもの。ハーディスとメルィーズの娘。 |
マオラ | 空、天の神。ルドの妻で、ハーディスとレーヴェの母でもある。 |
レーヴェ | 雨、嵐の神。いつも泣いている泣き虫の女神。マオラの娘で、ハーディスの妹。 |
バダッフ | 知恵、知識の神。レフォア王家の守護神でもある。背が低く、豊かな髭をたくわえている。 |
サキュレイア | 時の神。歴史の流れを見守っている。非常に長身で、手には常に大きな砂時計を携えている。 |
クタール | 運命の神で、裁きの神。いたずら好き。ジーンの夫。 |
ジーン | 美の女神。運命の神クタールの妻。人々は、意中の女性に「ジーン」と呼びかけたりする。 |
アネス | 誕生と生命を司る神。赤ん坊の魂を運んでくる。ミメスの夫。 |
ミメス | 死の神であり、終焉の女神。死人の魂を連れて行く。アネスの妻。 |
バンダム | 身体、肉体を司る神。逞しい男性神で、健康の神でもある。ミメスの弟。 |
ニズ | 精神、心を司る女神。平常心を失わず、いつも微笑んでいる。キューメイアの姉。 |
キューメイア | 誘惑と頽廃の女神。彼女が胸に宿ってしまった者は自己抑制が効かなくなるという。ニズの妹。 |
ソル | 闘神と言われる、屈強な神。なかなか寝ない子供には「ソルが怒るよ」と言って脅かす。 |
アステ | 旅の女神。アステというのは、そのまま「旅」という意味。アステミカが「旅をする町」という意味。 |
ルド | 大地の神にして豊穣の神。お酒が大好きなのでバーレイとは仲の良い友人である。マオラの夫。 |
バーレイ | 酒の神。なにしろ酒が大好きな神なので、よい酒場には必ず現れると言われている。 |
ベルグ | 猟の神としてレフォア北部で親しまれている。狙った獲物には必ずその矢が当たると言われている。 |
サラモ | 海神。海の気候を操っていると言われる巨人で、気まぐれに天気を変える。ディルナの夫。 |
ディルナ | 山の女神。寝てばかりいるので動けなくなってしまったという。サラモの妻。 |
ルティーナ | 魚の神。その姿は半身半魚の美しい人魚。多くの魚を従えているという。サラモとディルナの娘。 |
コニバ | 未来と予測の神。論理的思考の持ち主で、彼を味方に付ければ怖いものなし。 |
キド | 過去と記憶の神。忘れ物やなくし物をしたときは彼に祈ると見つかる、かも。 |
タイオラ | 平和と慈愛の女神。ニズと仲良しの女神で、地上全てのものを慈しむ心を持つ。 |
ウィダ | 統治、静寂の神。ソルとは犬猿の仲、というよりウィダが相手にしていない。 |
ガロム | 混沌の神で、混乱や恐怖を司る。何事もはっきりさせず、不透明にしておくのが好き。 |
ワーロー | 怠惰の神。怠け者で、昼寝が大好き。布団に彼が宿ると、人々は起きられなくなる。ゼアナの夫。 |
ゼアナ | 仕事の神で、勤勉な女神。働くのが大好き。一途な女神。ワーローの妻。 |