「エイルと最後の竜」INDEX ≫ 設定集 ≫ 用語解説
LL本編、100のお題などの中に出てきた用語の解説です。
LL独自のものが大半ですが、現実に存在するものも解釈が違ったりするので書いてみました。
あ、い、う、え、お / か、き / く、け、こ / さ、し、す、せ、そ / た、ち、て、と、な、ね、の / は、ひ、ふ、へ、ほ / ま、み、め、も / や、ゆ、よ / ら、り / る、れ
- 青葉の月
レフォア歴における月の名の一つ。春〜夏にあたる季節で、葉が青々と茂るところから名づけられた。他の月に関しては気候・風土のページを参照の事。
- アステミカ
レフォアの町の名。女神アステを信仰する人々が集う。ここの神殿を拠点として、神官たちが各地に旅に出る。女神アステについては宗教のページを参照の事。
- イェダ
ルセールの町の名。ジェラシュ地方の町で、砂漠との境界線あたりにある。特にこれと言って特徴はない、暑く乾いた町。香油が有名。
- イルバ
レフォアの町の名。王都レフォアから南へ三日ほど下った街道沿いにある。様々な市場、特に奴隷市で有名。領事はダルケス=コルト。
- ウィッタ芋
植物の名。大陸全土で採れる野菜。芋類で、成人男性のこぶし二つを合わせたより大きい。皮は薄緑で、中は薄い黄色。ゆでるか、煮るかして食べる。
- エメルナ
植物の名。大陸北部でよく見られる多年草。比較的耐寒性がある。美しい花を咲かせるが、夜に咲く事が多い。芳香はかぐわしい。
- オルネント
レフォアの町の名。イルバとラマカサの間にある、麦畑に囲まれた町。街道からも近く、風光明媚。この町の付近にはのどかな田園風景が広がっている。
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か〜き
- ガゾック
植物の名。レフォアやルセールのある大陸では手に入れることの出来ない貴重品。根をすりおろして粉末状にしたものは万病に利くと言われているが、大量に服用すると大型獣をも殺すという。
- カゴラ
植物の名。レフォア北部で見られる落葉樹で針葉樹。非常に硬いが、軽く、食器などの加工品にむいている。サナミィ村は付近にカゴラが大量に生えている。
- カルミラ
自治領の名。ルセール西部にある、内乱が絶えない町。ミチロ皇国に近接しており、常にその援助を受けている。
- 甘蜜
飲料の名。ルセールなど、南の地方でよく飲まれている。ラクレシという花から採った蜜を精製し、液体状に加工したもの。暑い日には冷やして飲むのが美味しい。
- キームーシュ
飲料の名。ルセール南部では一般的な酒で、キームという穀物を醸造して作る。白濁していて、アルコール度はあまり高くない。飲みすぎには注意。
- キトゥン
動物の名。大陸全土で見られる猫のような動物。猫より少々大きいが、かなりのんびりしている性格なので、ペットとして飼われることが多い。ねずみは獲らない。
- キブール茶
飲料の名。レフォア中部〜北部で親しまれているお茶。ルセールから輸入している。赤みがかった色のお茶で、薫り高い。
- ギルド
大抵の町にある、商人組合のこと。各町の商人ギルドでは、その町に店を出すための出店許可を発行したり、値段の調整を行ったりしている。盗賊ギルドもあるらしいが、一般的には知られていない。
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く〜こ
- クタール
神々の一人。運命の神。詳細は宗教のページを参照の事。
- 口入屋
職業。人材斡旋業者。職を探す人と雇い人を探す人とを結ぶお仕事。奴隷商人とも言う。良心的な者から人非人までピンキリ。
- クナート
植物の名。柑橘系の果物でレフォア原産。全体的にどれも不恰好で、大人の男性の握りこぶしよりちょっと大きいくらい。皮は分厚くごつごつしていて汚い緑色だが、果肉は鮮やかな黄色で水気が多い。味はほのかに甘く、大陸各地で好まれている。
- クルイーク
動物の名。大陸中央部の山野で見られる獰猛な肉食獣で、見た目は狼や山犬に似ている。熊ほどもある体躯と鋭い爪や牙で獲物を襲う。夜行性。
- ケイズリー
部落の名。ルセール北部にある砂漠の部落。ジュレイドから西へ一日ほど歩いたところにあり、割と大きい。砂漠の神ヤーデを深く信仰している。
- コーナ
植物の名。大陸北部、レフォア全土で見られる常緑樹であり、広葉樹。木の幹から取れる蜜が美味しい。果物や砂糖と一緒に煮込むと更に美味。
- コーウェン
町の名。ルセール南東部、リューイー地方の港町で、漁業が盛んな町。年間を通して非常に暑いのが特徴。
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さ〜そ
- サナミィ
村の名。レフォア北部、マグレア地方ののどかな村で、村人はそのほとんどが狩り人かきこり。クリフとクレオの出身地。
- サキュレイア
神々の一人。時の神。詳細は宗教のページを参照の事。
- シャムシール
武器の種類。刀身が湾曲している剣で、実践向きの武器。大陸全土で使われているが、扱いが難しいため、使い手はあまりいない。
- ジェラシュ
大陸南東部の地方。ルセール国領。リューイー地方の北側。熱帯性気候で、蒸し暑い。水がすぐ腐るので、住んでいる人はあまり多くない。
- ジュレイド
部落の名。ルセール北部にある砂漠の部落。オアシスの近くで、細々と暮らしているが、人々はとても勇敢である。
- シンジゴ山脈
大陸を東西に分断する山脈。この山脈の北側がレフォア、南側がルセールという事になる。ここを越えるには一番低いところを通るしかなく、山道は一本しかない。途中には町(デュレー)が一つあるのみ。岩山で道が険しく、獣が生息するため、昼間のうちに山を越えるのが通例。
- スク
植物の名。レフォア西部タースク地方で採れる穀物で、蒸らしておくと長期保存が可能。食べる時はスープなどでふやかして食べる。味はあまりない。
- 精霊
自然界に住む、一種のエネルギー体。それぞれに実体化した姿を持つが、精霊使いにしか見る事はできない。幼い子供などは、稀に見ることも出来る。
- ソーフル
植物の名。大陸全土で採れる野菜。薄い葉と白くて丸い実のどちらも食べられる。実は甘みがあり、煮ると、とろっとした口触りが楽しめる。
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た〜の
- タースク
町の名。レフォア西部タースク地方の町で、その地方と同じ呼び名。大陸南部ほどではないが北部に比べて降雨量が少なく、水不足に悩んでいたが、商人ゴダルによって救われた。
- チェジャ
町の名。ルセール北部の町。山岳地方と砂漠との境目にある。デュレーと同じく、旅人が必ず通る町。特産物はスパイスの一種であるコソという植物。
- ティセロ
町の名。レフォア西部タースク地方の町。タースク地方の中でも西の端にあり、ほぼ大陸最西端の町である。一年を通じて乾燥に悩む町。
- デュレー
町の名。レフォア南部メンフォン地方の町。シンジゴ山脈の中ほどにあり、山を越える旅人の休息地として有名。宿が多い。
- トゥイーゴ
動物の名。大陸全土で見られる犬のような動物。犬より少々小さく、すばしこい。ふさふさとしたしっぽは、むしろ狐に近い。臆病な性格で、ペットにはあまり適さない。
- 奴隷
職種の一つ。下層階級の人々が多いが、必ずしもそうとは限らない。詳細は職業のページを参照の事。
- ナケル
植物の名。大陸全土、特に北部でよく見られる落葉樹で広葉樹。春から夏にかけてなる木の実はくるみのような味で、子供がよく好む。
- ネル
砂漠の部落などに見られる、簡易な造りの家。下部は石造り、上部は布張りの大きな天幕のようなもの。
- ノルグ
植物の名。レフォアのごく一部の地域でしか見られない常緑樹で広葉樹。その青い葉で染めた布は淡いブルー。この色は非常に貴重とされ、レフォア王族しか身にまとう事を許されていない。
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は〜ほ
- ハーディス
神々の一人。太陽の神で、最も有名。詳細は宗教のページを参照の事。
- バークーン
動物の名。大陸全土の深い森、ジャングルで見られる肉食獣で、虎に似た非常に大型の動物。普段はあまり見る事がないが、人々はかなり恐れている。
- バシェス
町の名。ミクリナ島で一番栄えている町で、蚕が多く育つ。特産品はもちろん絹製品。染物職人や織物職人など、絹布関係の職人が多く住む町。
- ピーク
植物の名。根野菜の一種で、ルセール特産。細長く、青白い葉が重なっている。大抵は生で食べるが、臭いが強烈なので嫌いな人も多い。
- フィーピー
動物の名。ルセールとレフォアを行き来する渡り鳥で、くすんだ黄色の羽と赤いくちばしを持つ。体長はおよそ一サッソ。ルセールには乾季に、レフォアには夏〜秋にかけて姿を見せる。
- 双子
この世界には双子、双生児は存在しない。唯一の例外がクリフとクレオである。
- ペスベク鳥
動物の名。その名の通り、鳥だが、高級食材としての認識が一般的。渡り鳥のため、身が引き締まっている。旨みが濃く、王侯貴族に人気。
- ホベック地方
大陸東部の地方。レフォア国領。ミュルク地方の南にある、非常に雨が多い地方。中でもメルは一年中雨が降っている。
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ま〜も
- マイオス
人名。498年生まれ。詳細は不明だが、レフォア北部の生まれらしい。英雄マイオスと呼ばれる有名人で、520年にルセールを建国した。
- マイオセール
町の名。大陸南部の国ルセールの王都で、その名は英雄マイオスの名に由来する。大陸南部は水が不足しているが、マイオセールの付近には地下水脈が通っており、人々は豊かに暮らしている。
- マグレア地方
大陸北東部の地方。レフォア国領。サナミィやリブケスタがある丘陵地帯で、冷帯湿潤気候。冬には雪も降る、大陸の中でも寒い地方。
- ミクリナ島
大陸南部の島。完全な自治権を持つ島で、ルセール国には所属していない。絹で有名なバシェスの他、いくつかの町がある。漁業も盛ん。
- ミコル
植物の名。大陸中央部や山間部で栽培されている低木。真っ赤な果肉が特徴で、蒸留酒にして飲まれる。ミコル酒は、地方によっては「火酒」ともいう。
- ミチロ皇国
自治領。大陸西部の小さな国で、ルセールには所属しない自治領。それほど大きくはないが、金属の加工職人が多く住み、武器や防具などの生産・輸入で栄えている。
- ミュルク地方
大陸東部の地方。レフォア国領。ホベック地方の北にあり、温暖湿潤気候だが冬はそれなりに寒い。アステ神殿のあるアステミカがある。
- メラーム
町の名。レフォアの王都に程近い、ごく静かな町。特にこれといった特色はない。住人は大抵が農夫か牧場経営者。羊がいるので羊毛が特産物といえばそうかも。
- メル
町の名。一年を通してほぼ雨に降られているという特殊な町。かびやさびに悩む、可哀想な町。ただし水に困る事はない。特産品はもちろん水。
- メルィーズ
神々の一人。月の女神で、ハーディスとともに広く浸透している。詳細は宗教のページを参照の事。
- モブレバ
動物の名。ねずみの一種で、非常に希少。その実態についてはほとんど知られていない。死んだモブレバの皮を乾燥させたものが、一部の魔術に使われるらしい。
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や〜よ
- ヤーデ
砂漠。山脈を越えたすぐ南に広がる砂漠をそう呼ぶ。砂漠の神ヤーデを信仰する部落の民が呼ぶことから、人々の間に広まっていったと思われる。
- ヤッカ
植物。丸くて大きな果物。緑の果肉はさくさくとした触感。山間部ならどこでも収穫出来る。大陸中央部でよく食べられている。
- ユマ
動物。ロバより大きく、馬より足は遅い。荷物を運んだりする時に使う、力持ちの四足動物。背は低く、荒地でも歩く事が出来る。
- 妖精の森
地名(?) サナミィ近くの森。大陸ではここでのみ亜人種を見る事が出来る。「異形の者」と呼ばれる彼らがどういう経緯で現れたのか、またその生活は一切が不明。人々と接触する事はほとんどなく、森の奥深くでひっそりと暮らしている。
- 予見
占いとははっきりと異なった、ある特定の才能を持つ人々にしか出来ない、予知のようなもの。司祭と呼ばれるごく僅かの人々が出来るとされ、彼らが予見の結果を話すと、それが預言とされる。予見についての詳細は不明。
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ら〜り
- ラハブ
遊女のこと。娼館に住み、客をもてなす女性の総称。ラハブは奴隷職の一つだが、大抵は上級奴隷の女がこの職につく。娼館は普通の家にはない風呂などがある、人々の娯楽場で、ラハブは客より上に扱われる。
- ラナの木
ルセールの王都マイオセールにある木。樹齢は二百年を越すと言われる巨木で、城下町の人々に親しまれている。マイオセールの中央広場に堂々とそびえている木。
- ラマー
精霊の名。闇、もしくは夜の精霊で、暗いところでしか実体化しない。姿は人間に近く、半透明で、ごく小さい。小さい顔と光る目を持つ。
- ラマカサ
町の名。レフォア南部、シンジゴ山脈に最も近い町。大きな闘技場と、そこで行われる武闘大会が有名。闘技場では戦闘系の職業認定(試験)も行っている。領事はフォマー。
- リナレン
植物の名。気温の高い地方特有の花で、ルセール南部でよく見られる。小さな花が密生するが、色はピンクや紫など種によって様々。蜜漬けにすると甘くて美味しい。
- リブケスタ
町の名。レフォア北部のマグレア地方の町で、香料の生産地。様々な香料が取れるので、町はそれなりに潤っている。双子の母ルクレリアの出身地。
- 竜
伝説上の動物の名。三百年ほど前までは、存在自体は知られていたが、ずっと昔に滅亡したと言われていた。現代(クリフたちの時代)では、おとぎ話や昔話で聞いた事はあるものの、誰もその存在を信じていない。
- リューイー地方
大陸南東部の地方。ルセール国領。熱帯で、一年を通して気温が高い。大陸沿岸で、マイオセールなどの内地に比べて四季がはっきりしている。
- 緑旗隊
レフォア王国騎士団に所属する部隊。王国騎士団は二大隊とその下部組織で構成されているが、緑旗隊は独立した親衛隊として活動。王族の護衛が主な勤務になっている。シキは十九歳で入隊し、二十三歳の時に副隊長に任命されるという異例の出世を果たした。
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る〜ん
- ルグルグ
飲料の名。大陸西部〜北部で親しまれている酒で、スクが主原料の蒸留酒。収穫祭の時などに、酒好きな大地の神ルドに捧げる。名前が面白く可愛い事で有名だが、アルコール度は非常に高い。
- ルセール
国の名。山脈以南で一番大きな国で、大陸南部の一帯を治めている独立君主国。
520年に英雄マイオスによって建国された。歴史は浅いが、山脈以南ではここしか水が豊富ではないので、人々が集まって栄えてきた国。
荒地が多いので田畑は豊かではないが、幾種かのお茶が生産されている。南部や東部には港町が多くあり、漁業も盛ん。ミクリナ島バシェスから絹を輸入し、加工したものをレフォアに輸出している。西のミチロ皇国とは友好関係を結んでいる。主に金属製品を輸入、香水やお茶、また食料品を輸出している。
人々はレフォア人に比べてずっと信心深い。大抵の地方は陽射しが強いので、肌も浅黒い人が多い。その他、黒髪で高身長なのが人々の特徴。
- レオニー
植物の名。レフォア中央部などで見られる低木。実は茶色と緑が混ざったような色で、とても食べられない。しかしこれを充分寝かせる(醸造する)と透き通った青になる。魔法の酒といわれる所以はこれ。キームでいぶした香りをつけたものが非常に好まれる。口当たりや味がいいので大陸中に広がっていった酒。
- レガリアル二世
人名。レフォアにおける伝説の狂王と呼ばれる人物だが、いつの時代に存在していたのかは謎。実在の人物である事は確かなようだが、詳細については不明。
- レフォア
国の名。山脈以北のほとんどを占める独立君主国で、「北の大国」と言われている。
元々、山脈以南は未開の地で、人々が北部で生活圏を広げたために栄えた。第一章当時で建国から784年という古い歴史を持つ。
北の鉱山から産出される鉱石、またそれの加工品である宝石、豊かな田畑から取れる農産物のおかげで国は豊か。海岸沿いは波が荒く、漁業はそれほど栄えていない。気候は四季に富み、温暖、冷湿潤、寒冷と、様々である。文化水準は高く、医療や教育などに関する意識はルセールより高い。
人々は主に自給自足の生活だが、金属製品や絹製品は南からの輸入に頼るところも大きい。寒い地方が多く、ルセールに比べて髪や肌の色素は薄い。
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